いわき市で引っ越しのごみが大量に出た時の処分方法|集積所に出せない理由と2つの正しいルート

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結論:引っ越しで大量に出たごみは、集積所に出してはいけない

いわき市は「引っ越し等で一時多量に出た家庭ごみは、ごみの集積所に出さないでください」とはっきり案内しています。普段の収集は各家庭から出る日常のごみを前提にしているため、引っ越しでまとめて出た量を集積所に置くと収集が回らなくなるからです。

一時多量ごみの正しい処分ルートは2つだけ
  1. 市のごみ処理施設に自分で持ち込む(10kgにつき100円)
  2. いわき市の一般廃棄物収集運搬業許可業者に有料で依頼する

そしてどちらを選んでも分別は必要です。市は持ち込む場合も業者に依頼する場合も、燃やすごみ、大型ごみ(可燃物)、燃やさないごみ、大型ごみ(不燃物)、小型家電・金属類、空き缶・ペットボトル、空きびん、容器包装プラスチック、製品プラスチックに分けるよう求めています。

「引っ越し前日にまとめて集積所へ」は、いわき市では通用しないと考えてください。逆に言えば、この2ルートと分別さえ押さえれば、あとは日程の組み方の問題になります。

自分で持ち込む場合の費用と段取り

費用が最も安いのは施設への持ち込みです。料金は10kgにつき100円、事前予約は要りません。受付時間は月曜から土曜の8時30分〜11時30分、13時〜16時30分です。

ただし引っ越し時期は最も混みます。市自身が年末年始・お盆・春の引っ越しシーズン・連休の翌日・土曜日は搬入が多いと注意しており、多い日は50台以上が並び1時間以上待つこともあります。引っ越し当日にまとめて運ぼうとすると、そこで半日を失いかねません。

持ち込みで引っかかりやすい条件
  1. 荷下ろしは原則として持ち込んだ本人が行う
  2. 持ち込みは自家用車が原則。他人の車を借りるなら車両使用承諾書が必要
  3. 車検証の用途欄が「事業用」の車では持ち込めない
  4. 市外に住む家族が、実家のごみを単独で持ち込むことはできない(本人が同乗すれば可)

4つ目は親の家を片付けるときに引っかかります。本人が入院などで同乗できない場合、市は「自己搬入はできません。いわき市一般廃棄物収集運搬業許可業者への委託により、施設に搬入することが可能です」と案内しています。持ち込みの詳しい手順はごみの自己搬入ガイドにまとめています。

なお、大きな家具や家電で「大型ごみ」にあたるものを1〜2点だけ処分するなら、集積所への申込制の収集(納付券520円〜1,560円)のほうが安く済みます。判断の分かれ目は量です。数点なら通常の大型ごみ、部屋ごと片付くような量なら一時多量ごみとして扱う、と考えてください。大型ごみの手続きはいわき市の大型ごみ完全ガイドで解説しています。

業者に頼む場合に確認する3点

1. いわき市の許可を持っているか

家庭ごみを他人が運ぶには、いわき市の許可か委託が必要です。市が公開している一般廃棄物収集運搬業許可業者名簿で社名を照合してください。市は無許可業者の特徴として、大音量で巡回するトラック、「無料回収」ののぼりを立てる業者、チラシを配って玄関先に置かせたごみを回収する業者、電話やインターネットで広範囲に営業する業者の4つを挙げています。

2. 分別を誰がどこでやるか

引っ越しごみで最ももめるのがここです。市は「多くの許可業者は、家庭ごみを回収後に事業場等に持ち帰り分別できる許可を持っていません」とし、さらに「分別されていない家庭ごみを一括で搬入できる処分場はいわき市にはありません」と明記しています。

つまり、分別は依頼者側が済ませておくか、自宅などごみを出す場所で業者に分別させる必要があります。「全部まとめて積んでいきます」という説明が出てきたら、その先の処理をどうするのか確認してください。分別の区分はいわき市の家庭ごみ分別ルール完全ガイドで確認できます。

3. 市の施設では処理できない品が混ざっていないか

市は次のものを「処理施設で処理できないごみ」として、専門の業者や取扱店に相談するよう案内しています。引っ越しの荷物にはこれらが紛れがちです。

品目 相談先
タイヤ、廃油、石油 ガソリンスタンド、専門の廃棄物処理業者
塗料 専門の廃棄物処理業者
オイルヒーター、ピアノ、耐火金庫、温水器 製造メーカー、専門の廃棄物処理業者
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機 家電リサイクル法のルート(購入店または許可業者)
パソコン、バイク、消火器 各リサイクル制度の窓口

家電4品目やパソコン、バイクの具体的なルートは家電4品目・パソコン・バイクの処分ルートで解説しています。

引っ越し日から逆算した段取り

ごみの処分は、引っ越し当日ではなく前倒しで片付けるほど楽になります。

逆算スケジュールの目安
  1. 3〜4週間前:不要品を仕分けし、量を把握する。売れそうなものは買取に回す
  2. 2〜3週間前:大型ごみを申し込む(受付センターは平日9時30分〜16時、キャンセルは収集日の4日前まで)
  3. 2週間前〜:分別しながら、通常の収集日に少しずつ出す
  4. 1〜2週間前:残りを施設へ持ち込む、または許可業者に依頼する(土曜と連休翌日は避ける)
  5. 当日:残ったごみは新居へ持って行かず、片付け切っておく

大型ごみ納付券は払い戻しも再発行もできません。本受付が終わってから買ってください。業者に頼むかどうか迷う量なら、まず買取を挟んで量を減らすと費用が下がります。業者の選び方はいわき市の不用品回収はどこに頼むべきかを参考にしてください。

よくある質問

Q. 少しずつなら集積所に出してもいいですか?

通常の収集日に、通常の量として出す分は問題ありません。まとめて一度に出すのが禁じられています。

Q. 引っ越し業者に処分を頼めますか?

不用品引き取りのオプションがある業者もあります。その場合も、いわき市の許可か適正な提携先があるかを確認してください。

Q. 持ち込みは何回に分けてもいいですか?

回数の制限はありません。10kgにつき100円の従量制なので、分けても合計費用は変わりません。混雑を避けるなら平日の午後がおすすめです。

Q. 賃貸の退去日ギリギリでも間に合いますか?

大型ごみは申し込みから収集日まで日数がかかります。退去日から逆算して2〜3週間前には申し込んでください。

まとめ

いわき市では、引っ越しで一時多量に出たごみを集積所に出すことはできません。施設へ自分で持ち込むか、いわき市の許可業者に依頼するかの2択で、どちらも分別が前提です。

持ち込みは10kgにつき100円と安い一方、荷下ろしは本人、車の条件もあり、引っ越しシーズンは1時間以上待つこともあります。業者に頼むなら、許可の有無、分別を誰がやるか、処理できない品が混ざっていないかの3点を先に詰めてください。引っ越し日の3〜4週間前から動き始めるのが、結局いちばん安く早く終わります。

出典:いわき市「引っ越しごみ、一時多量に発生するごみの処分について」「ごみの自己搬入方法」「無許可の回収業者にご注意を!」「LINEを活用した大型ごみ収集の予約について

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